【ベンダー選び】決め手に迷ったらコレ!後悔しないポイント5選!

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複数のベンダー(=システム開発会社)から説明を受けると、どれもすごく高品質で

決め手がない!

と悩むことはありませんか?

例えばこんな感じ(↓)

  • どのシステムも優秀で比較ができない!
  • 値段もリーズナブルだ!
  • 社内も“A社派”と“B社派”に分かれてしまって決められない!

今回は、こんなときの「あとは何を決め手にすればいいの?」という疑問を解決します!

まず結論から

導入したあとで“後悔”しないのはどっちか?」の目線を持つと、買ってはいけないシステムを見抜けます!


この記事では、現役のDX担当者が実際に使っている“システム導入後に後悔しないために確認したい5つのポイントを公開します(もちろん難しい専門用語は「抜き」で)

【後悔しないために確認したい5つのポイント】

  1. スマホベースで考えているか?
  2. 売り手側の人間関係は良好か?
  3. 買おうとしているのは看板商品?
  4. 業務フローを”決めつけ”されていないか?
  5. 安易な”値引き”をされていないか?
<strong>ろっきー</strong>
ろっきー

さっそく見てみましょう!

Point1:スマホでも使える⁉パソコンベースのシステムは危険!

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便利で使いやすそうに見えるシステムでも、パソコンで操作することが前提になっているシステムは要注意です

真っ先に確認したいポイント

スマートフォンやiPadなどのタブレット端末からも簡単に入力できる?

すべてのユーザーがいつもオフィスでパソコン画面に向かっているとは限りません

例えば

  • 外回りの営業マン
  • 工場や工事現場の作業員
  • 店舗の販売スタッフ などなど…

日中のほとんどを「オフィス外」で過ごしているユーザーはたくさんいます

彼らにとっては“パソコンを使うためにオフィスに戻らなければならない”なんてすごく不便ですね

スマホでサクッと入力したい!

こう思うのは当然です

「スマートフォンのアプリからも簡単にアクセスできるか?」はシステム導入前に必ず確かめておきましょう

【Point】
実際に使うのは誰か?を意識して考えると、パソコンベースのシステムは避けた方がいいことも多いです!

スマホ利用で意識したい3つポイント

さらに、スマートフォンやタブレット端末で入力できるシステムを導入するとき、気をつけたいポイントが”3つ”あります

それは「1.視認性」「2.操作性」「3.セキュリティ」

1.視認性
スマートフォンの小さな画面でも必要な情報が一覧できる?

2.操作性
文字を入力する箇所はできるだけ少なく抑えられている?
(パソコンのキーボードならスムーズな長文入力も、スマートフォンではストレス)

3.キュリティ
万が一スマートフォンを落としてしまったり、盗まれてしまった場合、データは消せる?

よくある失敗例

「パソコンでの入力画面をそのままスマホにも再現した」なんていうケースがありますが
「1.視認性」と「2.操作性」の面で”アウト”です

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Point2:”雰囲気の悪い”会社から買わない方法とは?

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どんな商品も「人」から買うことに変わりはありません

ということは、どんな「人」が売ってくれるのか?を見極めることはとても重要!

そんなものどうやって見ればいいの?

と思いますよね!

コツは「相手先の人間関係に注目すること」です!

新しいシステムを導入するとき
・大まかな商品の説明から、
・細かい詳細の調整まで
開発会社とミーティングする機会はたくさんあります

このとき、ほとんどの会社は「2人」の担当者が登場します

  • 1人は、わたしたちとの窓口役になる営業担当
  • もう1人は実際にシステムを開発するエンジニア

ぜひ、たくさん質問をぶつけて、この2人を会話させてみましょう!

会社によっては「この2人上手くいっていないのかな?」と思わせる場面が結構あります

例えば
  • エンジニアが営業担当そっちのけでべらべらしゃべる
  • エンジニアに対する営業担当の態度がやたら高圧的
  • お互いの説明に対し「補足ですが」の”割り込み合い”が始まる
ろっきー
ろっきー

チーム内のコミュニケーションが上手く取れていない証拠ですね…

こういう会社は要注意!
後々イヤなトラブルに発展する可能性が「大」です

  • 開発途中でエンジニアが転職してしまう、とか
  • 営業担当に伝えた要望がエンジニアに伝わっていない なんてことも…

【Point】
どんな商品も「人から買う」ことに変わりはありません
購入契約後の人間関係を円滑に築けそうか?を注意してみてみましょう

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Point3:大手企業でも危険!看板商品を採用しよう!

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大手企業が提供するサービスだから”絶対安心”というわけではありません

むしろ、中小の開発ベンダーの方が充実したサービスを持っているケースもたくさんあります

注目すべきは「そのサービスやソフトウェアが、ベンダーにとってどのくらい看板商品か?」です

ここでは、わたしの失敗談を紹介します
大手企業を選んだらえらい目にあった!という話です

入退館セキュリティシステムの導入
  1. 「不審者の侵入を防ぐため、玄関に防犯センサーを取り付けよう」ということで、誰もが知る大手の開発会社と契約をしました
  2. 「大手企業だから安心」「サポート体制も充実」という誘い文句にのって導入したのですが実はこれが大間違い…
  3. この会社、もともとはカメラや映像関連がメインの事業で、セキュリティ関連の部門は “お荷物”的扱いでした
  4. 結局、わたしたちの会社に防犯センサーを取り付けた半年後に「セキュリティ部門からの撤退」がプレスリリースされました
  5. その後、関連のサービスは全く別会社に引き継がれることになりましたが、そこが「高い」「サービスが悪い」などもう散々な目に…

【Point】
「大企業」=「質が高い」は”思い込み”です
代わりに「そのシステムが開発元にとってどのくらい看板商品か」を探ってみましょう

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Point4:NGワード多発!意外と多い「決めつけ型」に注意 

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【見落としがちなポイント】
相手のベンダー(=システム開発会社)はこちらの業務フローを分かろうとしてくれる?

“それっぽい態度”で“それっぽいIT用語”を列挙されて、何となく「そういうモノなのか」と納得してしまった…そんな、経験はありませんか?

こっちがまだ何も言っていないのに「御社に最適なシステムはこれです!」と断言する会社、本当に多いです

わたしも初めて打合せした会社「御社の課題は○○にあると思います!」とキメ顔で“宣告”されたことがあります(ちなみに大ハズレでしたが)

これはなにもシステムに限った話ではありません

例えば、クルマを買いにディーラーへ行ったとき、まだ何も言っていないのに「あなたは若いからカッコいいスポーツカーが欲しいのですね」と“決めつけ”されたらどう思いますか?

せいぜい「あなたに何が分かるの?」といったところでしょう

こういうディーラーは「とにかく売りつけること」しか頭にありません

同じような“決めつけ型”のセールストークは、車やモノを買うときは簡単に気づけます

ところが、システムになると「そういうモノなんだ」とあっさり納得してしまうことも多いです

「○○が欲しいんですよね!?」こんな決めつけは“NGワード

経験がある良いベンダーならば、まず向こうから聞いてきます

ベンダー
ベンダー

いまの御社の“業務フロー”を教えてください、弊社のシステムが役立つか知りたいので

単体ではどれほど便利なシステムでも、関連する他のシステムと馴染まなければ使い物になりません

【Point】
こちらのことを何も聞かずにシステム提案を進めようとする会社は要注意!

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Point5:良いシステムほど「定価」で売られる!

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あたりまえですが、システム導入にかかる費用は安いほうが良いです

DX担当として、これまで多くのシステムベンダー(開発会社)と仕事をしてきたわたしが感じたことが一つあります

ズバリ!料金体系が明確な会社は信用がおけます!

ろっきーのおススメは「1月あたり/1ライセンスあたり○○円」など、Webサイトなどで明瞭に価格を出しているベンダーです

こういうベンダーを選びたい理由は2つ

「将来の支出見込みが立てやすい」ことが一つですが、もう一つ”大きな理由”があります

POINT

料金体系が明確な会社は、他のさまざまな条件(=システムの基本機能やオプション、アフターサポートの有無など)も利用者にとって分かりやすく整備していることが多いです!

反対に、料金体系を「別途お問い合わせ」などと“ぼかしている”ベンダーもいます

システムを買う立場なら必ず気になる”価格”をあいまいにしているわけです

ろっきー
ろっきー

こういう会社は、他の重要な条件も“ブラックボックス”に隠しがち!

システム導入後になって、「言った」「聞いてない」のトラブルに発展してしまう原因も、結局は導入段階での説明が不十分なことにあります

【Point】
自社のシステムに自信があるベンダーは、むしろ「定価」から提示してきます

安易な値引きは詐欺だってあり得る!

「悪い値引き」も警戒しましょう

<span class="bold">こんなの</span>
こんなの

御社にだけ、特別に「月間ライセンス料」を半額にします

値引きは嬉しいことです
でも、それを安易にチラつかせてくる会社は要注意”です

設立したばかりのスタートアップならともかく、それなりの実績のある会社がこれをやってくる場合、”とにかく契約を取ること”が目的になっている可能性が「大」です。

後々になって

  • 一定期間(例えば1年など)が経過した後に大幅な値上げを要求してくる
  • システムは安価でも導入後のカスタマイズ料金がやたらに高い 

などのトラップにハマってしまうことも…

そもそも、長年付き合いのある得意先ならともかく、初めて打合せをするような相手に「特別価格」を提示する会社って、良くて「ウラ事情を隠している」か、最悪の場合「詐欺」だってあり得ます

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まとめ:長く付き合いたい会社を選ぼう!

今回は、システムを導入したあとに後悔しないために、検討段階で確かめておきたい”5つのポイント”を紹介しました

システムやソフトウェアは、いちど購入してしまえば終わりというわけにはいきません

  • 定期的なアップデートや
  • トラブル発生時のリカバリーなど、

稼働を開始した後のほうが、何かと時間もコストもかかってしまうことも普通にあります

ろっきー
ろっきー

気が付けば5年、10年と一つのベンダーにお世話になっていることも!

もしA社とB社を比較して「どちらも優秀で決め手がない!」と悩んでしまったら、ぜひ今回の”5つのポイント”に照らして比較してみてください

ここまで読んでいただき、ありがとうございました

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