こんにちは、ろっきーです!
関西のある上場企業でDX(=デジタルトランスフォーメーション)コンサルタントをしています
この記事では、そんな私が自社で実際に採用したソフトウェアを紹介します
「会社の法務部の負担を軽くしたい!」
そんな要望から様々なリーガルテックシステムを検証しましたが、メンバー全員一致で採用を即決したのがこの「LAWGUE」です
参考記事:【法務の課題はITで解決!】リーガルテックを現役DX人材が解説!
【こんな課題の解決にピッタリ!】
- 最新の法令を見ながら契約書を作りたい
- 文書の修正作業をラクにしたい
- 文書の決裁フローを見える化したい
- 過去に締結した契約書を一瞬で探したい
文書のチェックに悩む法務部を感動させた新システム「LAWGUE」
この記事ではその実力を、分かりやすく紹介します!
「LAWGUE」は法務部にとって強力なアシスタント!
「LAWGUE」は日本のFRAIM(株)が開発した、「AI」を用いて文書の編集をサポートしてくれるサービスです
開発元:FRAIM株式会社ってどんな会社?
- 2018年設立のスタートアップ
- コンセプトは「文書作成を、再発明する」
- 主な業務は、
✓自然言語処理を中心としたAIの開発
✓文書の編集時間を大幅に削減する独自エディタ技術の開発 など
超・優秀な文書審査アシスタント「LAWGUE」
「LAWGUE」の特徴は、文書チェックに付きまとう“面倒な業務”をすべて「AI」がサポートしてくれることです!
とくに会社のなかで「文書チェック業務」と切っても切れない部署が「法務部」です
法務部に押し寄せるさまざまな相談
- この契約書を結びたいのでリスクチェックしてほしい
- 何年か前に結んだ契約書が見たいけれど、ある?
- 明日には顧客に渡したいから今すぐ見てほしい 等々
人員を増やしたくてもすぐには見つからないし、採用にはコストもかかる…
そんなときこそ「LAWGUE」が助けてくれます!
【Point】
文書審査をラクにするための”アシスタント”として「LAWGUE」はピカイチ!
トライアルして気づいた!LAWGUEで役に立つ5つの機能
ここからは、わたしたちが実際に「LAWGUE」をトライアルして感動したポイントを“5つ”紹介します
「LAWGUE」をトライアルして感動するポイント5選
- 充実の”文書エディタ”機能
- 文書の”類似性”の提案
- 大助かりの”差分表”
- 契約書だけでない豊富な文例集
- 最新のバージョン管理
早速見ていきましょう!
1:充実の“エディタ機能”
【どんな機能??】
優秀な”エディタ(=編集)”機能で面倒な修正作業がずっとラクに!
Wordで作られた契約文書を開いてみると、次のようなを“凡ミス”を見つけてしまうことがありますね
・表記揺れがある(または or 又は、など)
・条項の順番が不自然
契約書の中身以前の問題ですね…
これらを一つずつ修正していくのは大きな手間です
でも「LAWGUE」のエディタ機能を使えば、こういったミスを「見つける」のも「直す」のもワンクリックで完結します
他のリーガルテックシステムでは見られなかった独自の機能です!
2:類似する条項の提案が◎
【どんな機能??】
AIが“類似する文書”をデータベースから検索して教えてくれる
契約書をチェックしていると、
この条項、前も似たものをチェックした気がするけど、参考にできないかな?
もう少し内容を充実させたいけど、参考にできる文例はないかな?
と感じることはありませんか?
過去の規約書が入ったキャビネットを探し回るのも方法ですが、時間が掛かりすぎてしまいます
そんなとき「LAWGUE」が役に立ちます
審査対象の契約書案を「AI」が読み取って、豊富なデータベースのなかから“類似度”が高い契約書を画面に表示します(下図)
過去に結んだ契約書や、「LAWGUE」のデータベース上にある例文集から「使えそう」な表現が一瞬で入手できます
もうキャビネットのなかを探し回る必要はありません!
3:差分表で変更箇所が一目瞭然!
【どんな機能??】
修正「前・後」が分かる差分表をワンクリックで作成!
法務部で契約文書のチェックが終わって依頼部門に返送するとき「どこを修正したのか?」説明ができれば、依頼部門も安心しますね
「LAWGUE」を使えば“修正前“と”修正後“が一目で分かる差分表が作成できます
これ(↓)が実際に作成した差分表です
- 左側が変更前・右側が変更後
- 変更された箇所がハイライトで分かりやすくなっています
難しい設定も、追加料金も必要ありません
さらに!
差分表の使い道はそれだけではありません!
契約交渉をしている相手先から、契約書のチェックバックが返ってきたとき、
戻ってきたドラフトをこの“差分表”に投入すれば「相手先はどこを書き替えてきたか?」が一目瞭然です
使わない手はない”超・便利機能”です!
4:契約書だけでない豊富な文例集
【どんな機能??】
参考にできる文例は契約書だけではなかった!
ここまでは「法務部」が「契約書をチェックするとき」を想定して「LAWGUE」の機能を紹介してきました
しかし「LAWGUE」が活躍する場面はそれだけではありません!
企業にかかわる他の多くの文書にも「LAWGUE」は力を発揮します
会社のなかには、契約書以外にもたくさんの文書があふれていますね
「LAWGUE」のデータベースのなかには、そういった契約書以外の文書に関しても豊富な文例が用意されています
そして契約書を作成・編集するのと同じように、その他の文書についても豊富な文例を参照しながら、上述の機能を使って編集することができます!
5:バージョン管理で最新版はどれ?の迷いがなくなる
【どんな機能??】
変更履歴のなかから常に“最新版”を表示
契約書に限らず、さまざまな文書を編集していると
あれ“最新版”はどれだ?
と分からなくなってしまうことがありますね
特に複数人で同じファイルを編集するときは要注意です
「せっかく修正したのに反映されていないじゃないか!?」と思ったら「実は古い方のフ
ァイルを書き換えていた…」なんていうことは良くありますね…
「LAWGUE」ならばその心配はありません
変更履歴が更新されるたびに「誰が」「いつ」更新したか?がシステム上に時系列で記録
され、つねに最新版が表示されるようになっています
「どれが最新版か分からなくなった」なんて悩みから解放されましょう!
ちょっと力不足??今後の改善を期待する2つの機能
前章では「LAWGUE」の優れたポイントを5つ紹介しましたが、反対に「ここは弱い」と感じたポイ
ントが”2つ”あります
実際にトライアルしたからこそ見えてきた「LAWGUE」の弱点は次の2つ。
- 英文翻訳と
- ドキュメント管理
弱点ポイント①:英文契約書の日本語訳
「LAWGUE」は英文契約書に対応するため、翻訳の機能を備えています
英語の契約書を「LAWGUE」にアップロードすると、AIが日本語に翻訳してくれる機能です
契約や法律にかかる文書では「細かなニュアンス」の認識ちがいが大きなトラブルにつながります
契約書の翻訳は「難しい表現」や「専門用語」も多発するので、普通の翻訳よりずっと難しい技術です
今後のアップデートに期待しましょう!
弱点ポイント②:ドキュメント保管機能
電子帳簿保存法の改正もあって、文書を電子データ(PDFなど)で保管しておくシステムが急速に広まっています
「LAWGUE」をトライアルして気づいた弱点の2つ目は、この「保管」に関する機能を持っていないことです
企業が関わる文書には必ず「作成>修正>契約>保管>廃棄(または再利用)」という一連のライフサイクルが存在します
このうち「LAWGUE」がカバーしているのは「作成」と「修正」の2か所のみ
特に先述の「保管」の部分については、
✓「LAWGUE」に新たに実装されるのを待つ
の2択になってしまいます
まとめ:リーガルテックは違法ではなかったの?
最後に、
”リーガルテックは違法”という話を聞いたことがあるけれど「LAWGUE」は大丈夫なのか?
というギモンにお答えします
結論をいうと「LAWGUE」の機能は”違法”にはあたりません
法務省と経済産業省は「AI」が”法律的なアドバイス”をする業務は弁護士法72条の定める非弁行為にあたり「違法」であるという見解を出しました
ここで”狙い撃ち”にされているのは、AIが契約書を走査して「有利・不利」や「リスクのあり・なし」を判定する「AIレビュー機能」です
一方で「LAWGUE」の特徴は「AI」を文書の”比較”や”検索”に使っていることです
法律的なアドバイスに踏み込んでいるわけではないため「弁護士法72条」の制約ともまったく無縁です
文書に係るすべての社員の“かゆいところに手が届く”機能が満載な「LAWGUE」
ぜひ導入を検討してみてください!