【DX転職】初心者でもブラック企業からIT転職できた話

DX転職

こんにちは。
関西の上場メーカーでDX担当をしている“ろっきー”といいます

  • 初心者でもIT系に転職したい 
  • IT転職におすすめの転職サイトを知りたい
  • 入社した後で後悔しないためには?

こんな疑問にお答えしたいと思います

本記事の内容
  • 転職におすすめのエージェント
  • ブラック企業からIT転職したリアル体験談
  • 入社してからもITの勉強はできる!
ろっきー
ろっきー

初心者からIT転職に挑んだ”リアルな体験談”を包み隠さず紹介します

筆者プロフィール
  • 関西のメーカーに勤めるDX担当5年目
  • もともとはITとは無縁な工事現場の監督
  • SAP、Uipath、Kintone、Motionboard、Salesforceなど
  • AI活用にも挑戦中

それでは見ていきましょう!

IT系の転職におすすめのエージェントは?

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結論をいうと、転職サイト(エージェント)ごとに差はありません

求人情報の多い大手を中心に、何社か登録しておけばOKです

わたしは2019年にITとまったく無縁な工事現場から、メーカーのDX推進部門に転職しました

ろっきー
ろっきー

転職サイトは6社登録しましたが、問題外だった1社(リンク)を除いて、差はあまり感じませんでしたね

良い転職サイトを選ぶポイントは、

  1. 掲載求人数の多さと
  2. どんなキャリアアドバイザーにあたるか?

だと思います

とくにアドバイザー選びは大事です

大手の転職サイトに登録しても、紹介料を稼ぐことしか考えていないアドバイザーにあたることは多々あります(詳しくはこちら

一方で、マイナーなエージェントにも応募者のキャリアに本気で向き合ってくれるアドバイザーはいます

【Point】
面倒ですが複数のサイトに登録してアドバイザーを見極めてください

転職を成功させたいなら、それが一番確実です

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金儲けばかり考えているエージェントの行動って?

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転職活動のなかで1社だけ「もう連絡してこなくていい」と着信拒否にしたエージェントがいます

  • やたらと一つの会社を薦めてくる
  • “面接の練習”を口実にすぐ応募させようとする

こんなエージェントには要注意です

自社の「儲け」しか考えていない可能性が高いので。

理由を説明します

そもそも転職エージェントの”収入源”は、応募者が入社したときに企業が支払う紹介手数料です

手数料の相場は見込み年収の30%ほど。
⇒年収500万円の人を採用すれば、30%分の150万円が手数料としてエージェントに支払われます

エージェントから1つの会社ばかりを猛プッシュされたときは、紹介手数料の料率か高いか、または大量に求人募集していて採用されやすい会社が殆ど。

手数料を稼ぎやすい会社から紹介しているってことか…

ろっきー
ろっきー

離職者が多いブラック企業の可能性が高いです!

とにかく早く応募させようとするのも、紹介手数料を他社に取られないために焦っている証拠です

でも、大手の転職エージェントなら安心なのでは?

わたしもそう思っていました。

ところがテレビCMをバンバン流しているような大手のサイトに登録したところ、断ったはずのITコンサル会社の求人を何度もしつこく薦めてくるアドバイザーにあたりました

「面接の練習のつもりで応募してください!」と毎日のように電話を鳴らされ…

違和感を感じて”着信拒否”にしましたが、今になって思うと自分たちにとって都合のいい求人ばかりを案内されていたんだと思います

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直接応募も十分に可能性あり!

「転職活動=エージェントに登録」と思ってしまいがちですが、実はそれだけが正解ではありません

企業側にとっても応募者にとってもメリットが大きい方法があります

それが「直接応募」

入社したい企業が決まっていれば、その企業の採用ウェブサイトから直接エントリーします(下例)

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参考:トヨタ自動車のキャリア採用ページ

実際に会社の人事担当から聞いた話ですが、転職エージェント経由よりも直接応募でエントリーした応募者のほうが企業側のメリットが大きく、積極的に話を聞いてみたく感じるそうです

企業側のメリット
  • エージェントに高い紹介手数料(※)を支払わなくていい!
  • 入社志望度の高い応募者に集中できる
応募者のメリット
  • 詳細な求人条件を見たうえで判断できるので、ミスマッチの可能性が下がる

【Point】
「この会社に入りたい」あるいは「この業界で働きたい」というターゲットが決まっているならば、ウェブサイトから直接応募ができないかを試してみましょう

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私の体験記:IT知識ゼロでもDX担当に転身できた話

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ここからは私の転職体験と、転職活動を通じて身に染みた教訓(=妥協はダメ)の理由を解説します

思い出したくないほどつらかった話も含まれますが、包み隠さず正直に書きます。

  • 転職するかどうか悩んでいる
  • いまの仕事を続けていいのか

悩むあなたの参考になればありがたいです

一緒に見ていきましょう

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エピソード1:ブラック企業に洗脳される

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現場監督って厳しい・・・

実は私、新卒の会社選びで「大失敗」してしまったタイプです

日本でTOP5に入る大手のゼネコン(建設会社)に新卒入社しましたが、実はここが”昭和感まる出し”のブラック企業…

大学の卒業式が終わってすぐに新入社員寮に入れられ、創業者が書いたという「オレ物語」の感想文を書いたのが社会人としてのスタートでした

会社は集合型研修の名目で100人超の新入社員を10日間くらい缶詰にして、会社の方針に無条件に従う「兵士」を育て始めます

こうして徐々に”洗脳”されてしまった私たちは

  • 深夜・土日もサービス残業させられようが、
  • 本社から”恫喝メール”で個人攻撃されようが、
  • 上司の飲み代を自腹で払わされようが、

愛する(と信じ込まされた)会社のために自分を犠牲にし続けました。

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20代の貴重な時間もお金も、すべてが会社に吸い上げられました(むしろ、進んで差し出していたかもしれません)

思いだすのも気分が落ち込むのでこの辺にしますが、振り返れば本当に最低な経験だったと思います

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エピソード2:きっかけは家族が増えたこと

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そんな生活が9年続き、結婚して子供が生まれたことを機にようやく私の”洗脳”は解けました

【当時の生活はこんな感じ】

  • 妻と子供が起きる前に家を出て、帰宅するころには子供は寝ている
  • ワンオペで疲れ切った妻はぐったり…
  • 土日も後ろ髪をひかれながら出社(もちろんサービス残業)

ある日、自分のiPhoneの位置情報データを確認すると、会社の住所が「My Home」として認証されていたのは衝撃でしたね

“もっと家族との時間を大事にできる職場があるはず!”

その時、自分が”洗脳”されていたことに気づきました

仕事と家庭を天秤にかけられた挙句、問答無用で仕事を選ばされるような職場です

“仕事と家庭は両立できるものでしょ!”

それに気づいたとき、何かに追い立てられるように転職サイトに登録しました

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エピソード3:安易な妥協は絶対にダメ!

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いざ転職活動を始めてみると、身に染みて感じたことがあります

転職先選びに「安易な妥協」はいりません!

これは本当に。

わたしも転職活動を始めたころは「いまの仕事でなければどこでもいい!」と本気で思っていました

ろっきー
ろっきー

数を打てばあたる!といろんな求人サイトにエントリーしましたね

当然たくさんの求人案内が来るようになりましたが、どれも違和感だらけ。

“あなたにぴったりのベスト求人!”というメールタイトルの割には、統一感の皆無なバラバラの求人ばかりで困惑したのを覚えています

  • トラックの運転手
  • スーパーの店長
  • 大量採用/大量離職で有名な不動産営業
  • 従業員3人のITベンチャー

※おそらく、誰が登録しても同じような求人が飛んでくるでしょう

これではまた同じ失敗をする!そう感じて絶対に譲れない条件だけは整理しました。

  • 家族との時間を大事にできる(=労働関連の法規をきちんと守っている)
  • 官僚的で思想が凝り固まった大企業にはいかない
  • 伸びている業界に行く
  • これまでの経験を評価してくれる会社を選ぶ

結果として、私の事情をよく分かってくれたリクルートエージェントのアドバイザーが、粘り強く求人を紹介してくれたおかげで(何回もNG出してごめんなさい)、いまの会社の求人に辿りつくことができました

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エピソード4:大手企業を「違和感」で断る

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「妥協して入社したっていいことない」

それを強く意識したエピソードをひとつ紹介します

リクルートの紹介で、誰もが知るような大手の機械メーカーの一次面接を受けることになりました

当時はまだ上述の”ブラック企業”に勤務中。

転職活動をしていることを勤務先に知られたくなかったので、リクルートを通じて応募者の個人情報保護(=面接を受けたことがバレないか?)を問合せしました

すると相手先の返答は、

「心配なら面接を辞退してもいいし、受けたければどうぞ。情報漏洩の懸念を感じて辞退されるならばその限りではありません」といった感じ。

その返答ひとつで「なんだか会話が通じない会社だな…」と確信しましたね

結局、面接は受けることなくこちらから辞退しました。

そんな理由で大手企業の面接を断ったのか!?

と驚かれるかもしれません

しかし、転職には莫大なエネルギーを使います、できれば1回きりで終わらせたいもの。

【Point】
少しでも「違うな・かみ合わないな」と感じるならば、迷わず切るべきです

ろっきー
ろっきー

そうしなければ成功はありません!

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エピソード5:5カ月かけてメーカーのDX推進部門に転職

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最終的にメーカーのDX推進部門に就職しました

仕事と家庭は両立できるもののはず!

こう感じてから、新しい会社に入社できるまで「5カ月」が経っていました

早めに動いてよかったように思います

入社がもう1・2か月遅れていたら、転職する前にブラック企業に身体ごとを壊されていたでしょう。

冗談ではなく、心身ともにギリギリでしたからね

ちなみに採用担当の方に「IT知識のない自分がなぜ採用されたのか」聞いたところ、こう答えられました。

  • 応募者にITの知識は期待していなかった
  • DXに必要なのは「業務を改善する」考え方。
    ⇒ IT経験はなくても改善の経験がある人を選んだとのこと。

まさしく、DXのDよりもXの側面を見てもらえたと感じています

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未経験でもIT系の職種に転職できる??

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答えとしては「できる」です

もちろん私がそのパターンだったのもありますが、それ以外にも根拠はあります

【Point】
デジタル人材はいま超・売り手市場です!

IPA(情報処理推進機構)が発行する『DX白書 2023』によると、アンケートに回答した企業の80%以上がDXを推進する人材が社内に「不足している・やや不足している」と回答しています。

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IPA(情報処理推進機構)『DX白書2023』より

「DXは進めるにも人がいない!」これが今の日本企業の実態です

もちろん、初心者からIT企業のエンジニアを目指すのはムリがあるでしょう(そこまでの技能はないので)

一方で、メーカーや官庁などの非IT系企業の情報システム部門やDX推進部門ならばチャンスはあります

中途採用特有の外部の視点から会社の業務を改善してくれるかもしれないという”ポテンシャル採用”だってあり得ますよ

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IT知識は働きながらでも身につく!

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わたしゼネコン時代の先輩にも、自治体のIT担当に転職して働きながらIT知識を身につけた方がいます。

彼も転職してすぐのころは、会議で飛び交っているデジタル用語が全く分からず「転職先を間違えたかも…」と不安になったそうです

それでも自分でIT系の資格を取得したり、仕事を通して少しずつIT知識を身につけていった結果、超・難関資格の「ITストラテジスト」まで取ってしまいました。

いまや市役所のITリーダーとして地元の新聞にも載るほどに。

【Point】
IT知識は働きながらでも身につけることもできます!

資格を取ってから転職しよう…なんて思わずに、まずは一歩を踏み出してみませんか?

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まとめ:行動するなら「今でしょ!」

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転職にベストなタイミングっていつなの?

いつでも「今」がベストタイミングです

わたしは「勤め上げる」という考え方が大嫌いです

たった1つの会社しか経験していない人は「融通が利かない」「会社の常識に染まっている」などとマイナス評価される時代です

反対に、複数の会社を経験していることが「能力が高い」とか「上昇志向がある」プラス評価されることだって多々・・・

“いまの仕事で本当にいいのかな?”

誰かが助けてくれるとか、時間が解決してくれると考えていては、なにも状況はよくなりません

  • 黙っていれば誰かが何とかしてくれる…
  • 今だけ我慢すればそのうち状況が変わる…

かつての私はそう自分に言い聞かせながら、パワハラにもサービス残業にも耐えてきましたが、残ったものは黒歴史だけです。

わずかばかりの勇気をもって会社を飛び出して、本当に良かったと思います

少し前のCMではやった「いつやるの?今でしょ!」

本当にそのとおり。

知識を身につけて、新しい一歩を踏み出せる人が増えることを祈っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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