- 知識ゼロだけどIT企業に転職できる?
- 資格を持っていないとやっぱり無理?
- そもそも転職ってどんな後悔がある?
この記事ではこんな疑問にお答えします
結論をいえば、企業のIT部門(=情報セキュリティチームやDX推進チームなど)に転職するのに資格は必要ありません
入社してからでも十分に間に合います!
わたしは2019年にITと全く無縁な工事現場から、メーカーのDX推進部に転職しました
当初は「IT初心者の自分にはムリだろう」と怯えていましたが、4年やってみると「意外と何とかなった!」と感じています
- ITとか難しそうだし…
- 転職はやめとこかな…?
「よく分からないから現状維持」
⇒ 実はこれが一番地獄をみます
Q:いまの仕事、半年後も続けていたい?
この記事では、未経験からIT部門に転職したわたしがリアルに振り返る、転職して良かったこと・困ったことを紹介しながら、あなたが第一歩を踏み出すためのお手伝いをしたいと思います
【結論】IT資格なしでも転職は可能です!
IT部門(企業の情報システム部やDX推進部)に転職するのに特別な資格は必要ありません
ITの知識は働きながらでも十分に身につけることができるからです
むしろ初心者がいきなりITの参考書を開いたところで、分からない用語だらけでしょう
勉強しようにもモチベーションが続かないかも…
業務を通して覚えるのが一番です!
わたしも転職してすぐのときは、分からない用語は人に聞くか、とりあえずメモを取って後で調べることの繰り返しです
2カ月もすれば、会議でどんな話がされているかは自然にわかるようになりました!
【Point】
資格を取ってから…なんて二の足を踏まず、思い切って第一歩を踏み出すのがGood!
まずは無料登録から始めてみませんか?
資格が不要なら何がいるの?⇒会話のキャッチボールです!
Q:会話のキャッチボールできてる??
IT系の仕事を目指すなら大事なポイントです
意外かもしれませんが、IT系の仕事でも「人対人」のコミュニケーションは多いです
ずっと無言でプログラム書いてる、なんてのはごく一部だけ・・・
- クライアント(顧客)
- チームメンバー
- 社内の様々な部門の担当者
- 開発ベンダーの担当者
意外と人と会話するよ!
これはわたしの考えですが、仕事のできるIT担当の”第1ステップ“は会話を成り立たせること
そのためには”キャッチボール”が続かなければいけませんね
わたしの同僚で、知識が豊富で目の付け所が鋭いのに、会議になるとしゃべりが止まらないシステム担当がいます。
彼が請け負ったプロジェクトはなぜかいつも”空中分解”して、気が付けば中止になっていることも多数…
一歩通行コミュニケーションはどんな職種でも不利にしかなりません
【Point】
あなた口から生まれたの?と言われた経験がある人はIT部門に向いていません
ITパスポートなら入社前に取得するのも◎
- やっぱり無資格は不安だな…
- 持っておいた方が良い資格はないの?
そう考えるならITパスポートを取っておくのがおすすめです
ITの基礎を幅広く学ぶことができて、かつ認知度も高いのでアピールにはもってこいの資格ですよ
【ITパスポートが役に立つ場面】
- 最低限のIT知識があることをアピールしたい
- 内定から入社までの間に少しでも役に立つ勉強をしておきたい
- 手っ取り早く合格できてアピールにもなる資格がほしい
他の記事では「初心者でもITパスポートに一発合格できる」をテーマにした記事もたくさん載せています
- そもそもどんな資格なの?
- 合格するまでにかかった時間は?
- どんな参考書を使えばいい?
こんな疑問にもすべてお答えしていますので、ぜひご覧くださいね!
▶▶ITパスポート関連の記事はこちら!
転職して良かったこと3選
ここからは、初心者からIT部門に転職して良かったことを「3つ」紹介します
新しい分野に飛び込んだからこそ分かったこと、まったく予測していなかったメリットなど・・・
本屋で売っている転職本にはまったく書いていない内容ばかりですよ
【実体験!】IT部門に転職して良かったコト
1.残業時間が1/6に減った!
「残業が減って家族との時間が増えた」
転職して良かったことを挙げるならこれが一番ですね
- Before:月120時間
(100時間くらいサービス残業) - After :月20時間(ゼロのときも!)
勘違いされそうですが、転職活動のときに「残業がない会社」を選んだわけではありません。
正社員を目指す限りそんな会社、存在しませんので。
【わたしが転職先に求めた条件】
- 残業代をきちんと払ってくれる会社
- 法規制を当たり前に守っている会社
「え?普通では?」と思われるかもしれませんね
元の会社では、サービス残業当たり前みたいな世界しか知らなかったものですから「どの会社もみんな似たようなもの」と思っていました…
働き方改革なんて一部だけの話だ、なんて思ってました
新しい職場で「月45時間を超えないように」と上司に言われたときは驚きましたね(笑)
こんな職場あるんだな、と。
【Point】
サービス残業したくない。これも立派な転職の理由です
2.考え方が前向きに変わる!
転職をきっかけに、それまでは知りもしなかった知識や経験が手に入ります
わたしの場合、もともとIT系は苦手分野でした。
詳しそうな人がいても「すごいね(=自分にはムリ)」と避けていましたね
それでもIT部門への転職を機に「プログラム・アルゴリズム・ネットワーク構成」などの基礎知識は、なんとか仕事になるレベルまで身についています
そして、重要なことはここから…
「苦手だと思ってたけど、勉強してみれば意外と分かった」という経験があるので、他に新しい何かを学ぶことにも前向きになれます
新たな気づきに感謝することも(↓)
前の会社では何とも思っていなかった人事制度が、新しい会社に移って振り返ってみると「あれってこんな意味があったのでは?」と感じることも多いです。
離れてみると分かることってありますね
【Point】
古い会社と新しい会社。1回の転職で、経験値は2倍も3倍も違いますよ。
3.できる人材扱いされてちょっとお得
3つ目は、IT担当というだけでちょっぴり得をする話です
IT系の仕事をしているだけで「すごく仕事できる人」と”勘違い”されることが多いんです
これは、IT担当がみんなの「苦手」を引き受けられるポジションだから。
世間には「デジタルって苦手なんだよな~」と敬遠したがる人がまだまだたくさんいます
そんなときに「IT関係はお任せください」と言えるポジションにいると、まるで救世主がおりてきたように感謝されるんですね
以前、工場の生産ラインを改善するプロジェクトにIT担当として参加したときも、大きなことはしていないのに「ろっきーさんのおかげで上手くいきました!」ととても感謝されました
やったことと言えば、システム開発の業者を見つけてきて間を繋いだだけなのですが、、、
現場の皆さんからすればすごく頼りに見えるんでしょうね!
【Point】
みんなの「苦手」を引き受けるととても感謝される。
IT担当はピッタリの仕事ですよ!
転職して困ったこと3選
もちろん、転職ですべてが”バラ色”に変わったわけではありません
ここからは、わたしのIT転職でリアルに困ったことを3つ紹介します
【実体験】転職して困ったコト
詳しく見ていきましょう
1.業界・職種の知識がなくて劣等感
転職してすぐの頃は、分からないことだらけでした
それまでと全然違う業界なので当たり前ですね
特に、チームのメンバーが当たり前に使っているIT用語が意味不明で打ちのめされましたね・・・
- CRM/SFA/ERP(何の略語なの??)
- クラウドvsオンプレ(比較できない、分からないから)
- JAVA/CSS/HTML(ぜんぶ一緒じゃないのか!?)
とはいえ、IT部門に転職して「困ったな」と感じたのはこの瞬間くらいです
2カ月もすれば、メンバーが話していることはだいたい分かります。
仮に意味が分からない用語が出てきても、恥ずかしがらずに先輩に聞いてみると「あ、俺も雰囲気で使ってるだけなんだよね!」なんてことも多数…
「働きながら学ぶ」で全然OK!
【Point】
知識は入社してからも十分身につきます
資格がないことを理由に転職を先延ばしにするのはもったいないですよ
2.住民税の通知にびっくり!
業界に関係なく、転職すれば全員が経験することですが、6月末に役所から住民税の通知書が届いてものすごく焦ります
わたしも当時の会社を辞めたとき、人事部門から「住民税の通知がうんぬん…」説明を受けていましたが、数カ月も経てば忘れてしまっていました…
6月末に市役所から届いた納付通知書を見てびっくり!
納付額(請求額)は40万円!
10万円×4回の分割払いも選択できますが、初回の支払期限は2週間後です
※住民税の総額は変わりません、支払い方法が変わるだけです
企業勤めでも住民税は納付しますが、給与天引きですので特に「納めている」実感はありません
40万円、、、
貯金をはたいて払いました。
手元から現金が無くなるのはなかなかのダメージでしたね(泣)
【Point】
貯金ゼロ状態で退職は危険!税金が払えるくらいの預金は残しておきましょう
3.住宅ローンの審査に通りづらくなった
転職して1・2年の間は、住宅ローンの審査に通りづらくなります
銀行も、入社したばかりで収入が安定しない相手に大金を貸しづらいのでしょうね
わたしの場合は2019年2月に転職して、2021年の夏には住宅ローンを組みました(入社して1年半後)
良い条件の銀行を探したくてメガバンクや地方銀行7行に事前審査を出しましたが、希望通りの金額で通ったのは1行だけ。
借りる額が多すぎたんじゃないの?
いえいえ、とんでもなく高額を借りようとしていたわけではありません
ネットの住宅ローンシミュレーションでは問題なく借りれる金額になっていたのに…です
審査に通らなかった銀行のうち、理由を教えてくれたのは2行だけでしたが、どちらも「転職して間もないことで収入面の不安あり」が理由でした
【Point】
転職には人生計画がつきものです!
結婚、出産、マイホーム…苦労しないためには早めの準備を!
最高の学習方法=IT仕事にしてしまおう!
転職のメリットもデメリットも分かったうえで、「IT部門に就職できるだけの知識と経験が欲しい!」と考える人にアドバイスです
何事もやってみるのが一番!です
この記事で何度も申し上げてきましたが、ITの知識は働きながらでも身につきます
もちろん、資格なしのIT初心者がいきなりプログラマーやデータサイエンティストみたいな”ガチ勢”に転職するのは無謀です。
ですが、企業や自治体の情報システム部やDX推進部門ならば、IT知識がなくても採用してくれるところはあります!
わたしもそのパターンでした!
泳げるようになりたいなら、泳ぎ方の本を読むよりもプールに入ってみるのが一番ですね
英語がペラペラになりたければ、教科書を一生懸命読むよりもアメリカに留学する方が効率がいいでしょう
仕事も同じです。
深く考えすぎずに飛び込んでみるのが一番大事!
【Point】
ITを最速で学ぶ方法はやってみること。ITを仕事にしてしまうのが一番です
まとめ:人生のステップアップ
この記事では、わたしのリアルな転職体験をもとに、初心者からIT部門に転職して良かったこと・困ったことをまとめてみました
【初心者からIT部門に転職して良かったこと】
新卒で入った会社を辞める。
初めて転職に踏み切る方にとっては、それこそ「清水の舞台から飛び降りる」くらいの勇気がいるでしょう
つい、必要な資格を取ってから…とか、もうちょっとよく調べてから…なんて考えがちですが、
遅れれば遅れるほど、転職市場では不利になっていきます
転職市場でいちばん重宝される「若さ」が無くなっていくので。
【結論】
いつでも今がベストタイミングです!
半年後、1年後もこの仕事を続けていていいのかな?
少しでも疑問を感じたら、まずは転職サイトで自分の”価値”を測ってみるのも「あり」ですよ!
この記事が、いまの仕事と続けるべきか悩んでいるあなたの助けになれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。